「Youtubeを始めたいけど、何から手をつけていいかわからない…」そんな方も多いのではないでしょうか?
2025年現在、スマホひとつで誰でも簡単に動画を投稿できる時代になりました。
ですが、実際にチャンネルを開設して運用するとなると、初期設定や動画のアップロード方法、収益化の条件など、知っておくべきポイントが意外とたくさんあります。
今回はGoogleアカウントの作成からチャンネル開設、初期設定、動画の投稿方法、さらには応用的な機能まで初心者向けにわかりやすく解説していきます。
Youtubeを始める前に知っておきたい基本情報

いきなり動画を投稿し始める前に、まずはYoutubeというプラットフォームの特徴や仕組みをざっくりと理解しておきましょう。
事前に知っておくことで、後から「こんなはずじゃなかった…」と後悔するのを防ぐことができます。
Youtubeの仕組み
Youtubeは、世界中のユーザーが動画を投稿・視聴・共有できる動画プラットフォームです。
個人でも気軽に始められる一方で、企業やプロのクリエイターも活用しており、「誰でも発信者になれる」のが大きな特徴です。
また、再生回数や登録者数に応じて広告収入などの「収益化」も可能です。
最近では副業や本業として取り組む人も増えており、チャンネル運営は趣味にも仕事にもなり得ます。
ただし、収益化には条件があり、投稿内容には著作権やコミュニティガイドラインといったルールも存在します。
まずは、「収益目的か趣味か」「どんなジャンルで投稿したいか」といった目的や方向性を明確にし、自分に合った運用スタイルを考えることが大切です。
このあとのステップで、実際の始め方を詳しく解説していきますので、自分のペースで読み進めていきましょう!
【STEP1】Googleアカウントを作成しよう

Youtubeチャンネルを作るためには、まず「Googleアカウント」が必要です。
これは、Youtubeだけでなく、GmailやGoogleドライブ、Googleフォトなどのサービスでも共通して使えるアカウントです。
Googleアカウント作成手順(PC・スマホ共通)
1.Googleアカウント作成ページにアクセス
2.氏名、希望するメールアドレス(または取得するGmailアドレス)、パスワードを入力
3.電話番号や予備のメールアドレスを入力(セキュリティ保護のため)
4.生年月日と性別を入力
5.利用規約を確認し、同意すれば完了
Googleアカウントを作成することで、Youtubeにログインできるようになり、チャンネル作成や動画の投稿、コメントの書き込み、再生リストの保存などさまざまな機能が使えるようになります。
すでにGmailを使っている場合は、今使っているGoogleアカウントでそのままYoutubeを始められます。
準備ができたら、次はいよいよチャンネルを開設してみましょう!
【STEP2】Youtubeチャンネルを開設する方法

Googleアカウントの準備ができたら、次はYoutubeチャンネルを作成しましょう。
このチャンネルが、あなたの動画を投稿・公開する「ホーム」になります。チャンネルがなければ動画をアップすることはできませんので、しっかりと設定していきましょう。
PCから開設する方法
1.Youtubeにアクセスし、右上のプロフィールアイコンをクリック
2.メニューから「チャンネルを作成」を選択
3.チャンネル名を入力(後で変更可能)
4.プロフィール画像や自己紹介などを設定(スキップも可)
5.「作成」をクリックで完了!
スマホアプリから開設する方法
1.Youtubeアプリを起動し、右上のプロフィールアイコンをタップ
2.「チャンネルを作成」または「チャンネルを表示」と表示される部分をタップ
3.名前(チャンネル名)を入力
4.プロフィール画像の設定(任意)
5.「チャンネルを作成」をタップすればOK!
初めてのログイン時に自動でチャンネル作成を促される場合もあります。
Youtubeチャンネルが完成すると、動画の投稿・再生リスト作成・コメントの返信など、様々な機能が利用できるようになります。
【STEP3】チャンネルの初期設定(アイコン・バナー・概要欄など)

Youtubeチャンネルを作ったら、次は見た目や情報を整えて「自分のチャンネル」としてしっかり印象付ける作業が必要です。
アイコンやバナー、概要欄は視聴者の第一印象を大きく左右する重要なポイント。
ここで丁寧に設定しておくと、信頼感やブランド感がアップし、チャンネル登録にもつながりやすくなります。
チャンネルアイコンの設定
チャンネルアイコンは、動画のコメント欄や検索結果にも表示される“あなたの顔”です。
できれば自分の顔写真やロゴ、親しみのあるイラストなどを使いましょう。
設定方法(PC/スマホ共通)
1.Youtube Studioにアクセス
2.左メニューから「カスタマイズ」→「ブランディング」を選択
3.「プロフィール写真」の項目で画像をアップロード
チャンネルアート(バナー画像)の設定
チャンネルページの上部に表示される大きな画像が「バナー」です。
この部分には、チャンネルのテーマや雰囲気、投稿スケジュールなどを盛り込むと効果的です。
推奨サイズ:2560 x 1440px(最大ファイルサイズ6MB)
設定方法
同じく「カスタマイズ」→「ブランディング」内の「バナー画像」から設定可能です。
チャンネル概要欄の記入
チャンネルの目的や投稿内容、更新頻度などを記載する場所です。
ここを見てからチャンネル登録をする人も多いため、簡潔で魅力的な自己紹介を心がけましょう。
記入例
- 「毎週金曜日に美容レビュー動画を投稿中!現役コスメコンシェルジュが正直レビューします。」
- 「30代からのゆるVlog|仕事・育児・日常をのんびり発信しています。」
設定方法
「カスタマイズ」→「基本情報」タブ内の「チャンネルの説明」で編集できます。
【STEP4】動画を投稿する準備をしよう(撮影・編集の基礎)

チャンネルの初期設定が整ったら、いよいよ動画を投稿する準備です!
とはいえ、いきなり本格的な機材や編集ソフトをそろえる必要はありません。
まずはスマホ1台と無料アプリでも十分スタートできます。
撮影の基本ポイント
撮影のクオリティは、視聴者の離脱率に直結する大切な要素です。
まずは以下のポイントを意識して撮影してみましょう。
・明るさ:自然光やライトを使って顔がはっきり映るように
・音声:雑音を減らし、できればマイクを使うと◎(スマホ用のピンマイクがおすすめ)
・構図:被写体が画面の中央にくるように。背景もなるべくシンプルに
・スマホでOK:最近のスマホは高画質。手持ちではなく三脚を使うと安定感アップ
編集の基本ステップ
編集は、視聴者を飽きさせずに最後まで見てもらうための工夫が求められます。
最初は無料の編集アプリやソフトを使って、基本的なカット・テロップ・BGM挿入から始めましょう。
初心者向けの無料編集アプリ例(スマホ)
・VLLO(ブロ):シンプル操作でBGMやテキスト挿入も簡単
・iMovie(iPhone専用):基本機能が揃っていて安定感あり
編集でやっておきたい基本操作
・無駄な部分をカットする
・必要に応じてテロップ(字幕)を入れる
・雰囲気に合ったBGMや効果音をつける
【STEP5】Youtubeに動画をアップロードする手順

撮影と編集が完了したら、いよいよYoutubeに動画をアップロードして公開しましょう!
アップロード自体はとてもシンプルな作業ですが、タイトル・説明文・サムネイル・公開設定など、見てもらうための工夫が必要です。
スマホアプリからのアップロード方法
1.Youtubeアプリを開き、下部メニューの「+」ボタンをタップ
2.「動画をアップロード」を選択
3.投稿したい動画を選び、必要に応じてカット編集も可能
4.タイトルと説明文を入力
5.公開範囲を「公開・限定公開・非公開」から選ぶ
6.サムネイルは自動生成されますが、後からカスタム可能(条件あり)
7.「アップロード」をタップすれば完了!
PCからのアップロード方法
1.Youtubeにアクセスし、右上のカメラアイコン(作成ボタン)をクリック
2.「動画をアップロード」を選択
3.ファイルをドラッグ&ドロップ、または「ファイルを選択」で動画をアップ
4.各項目を入力
①タイトル(必須)
②説明文(内容やリンク、ハッシュタグなど)
③サムネイル(推奨:1280x720px/2MB以下)
④再生リスト(任意)
⑤視聴者向けの年齢制限(子ども向けかどうか)
5.動画の要素を追加(字幕・終了画面・カードなど/任意)
6.公開設定を選ぶ
①公開(誰でも見られる)
②限定公開(URLを知っている人のみ)
③非公開(本人のみ閲覧可)
④予約投稿(日付を指定して自動公開)
7.「公開」ボタンを押せば、動画はYoutubeに投稿されます!
アップロード後も、Youtube Studioから内容の修正やアナリティクスの確認が可能です。
【STEP6】再生回数を増やすためのタイトル・サムネイルの工夫

編集が終わったら、いよいよYoutubeに動画をアップロードして世界に発信しましょう!
アップロードはとても簡単ですが、タイトル・説明・公開設定などを丁寧に入力することが、動画の再生回数アップにもつながる重要なポイントです。
タイトルの付け方のコツ
視聴者の興味をひくタイトルには、次のようなポイントがあります。
・キーワードを入れる:検索されやすい言葉を意識(例:「初心者向け」「やり方」「コツ」など)
・具体的な数字を入れる:「5分でわかる」「3つのポイント」などは注目されやすい
・ベネフィット(得られるメリット)を伝える:「これを見れば○○できる!」
・感情に訴える言葉:「失敗しない」「驚きの」「知らなきゃ損!」など
サムネイル画像のポイント
サムネイルは、視覚的に興味を引くための超重要パーツです。
目に留まる工夫をしましょう。
・顔が映っているとクリック率が上がりやすい(笑顔や驚きの表情など)
・大きめの文字で簡潔に伝える(スマホで小さく表示されても読めるように)
・背景と文字のコントラストをはっきりさせる(見やすさ重視)
・動画の内容と一致した画像を使う(タイトルと内容がズレないように)
無料で使えるデザインツール例
・Canva(キャンバ)
・Fotor
・Adobe Express
タイトルとサムネイルは、動画のクオリティと同じくらい重要です。
ちょっとの工夫で視聴者の反応が大きく変わるので、ぜひ毎回意識して作ってみましょう!
著作権・収益化など初心者が気をつけたいポイント

Youtubeでは誰でも気軽に動画を投稿できますが、「知らなかった」では済まされないルールもあります。
とくに注意が必要なのが著作権の問題と収益化に関するルールです。
ルールを守らずに投稿してしまうと、動画の削除・警告・最悪の場合チャンネル停止の可能性もあります。
他人のコンテンツを無断で使わない(著作権の基本)
Youtubeでは、音楽・画像・映像・アニメ・テレビ番組・ゲーム映像など、著作権で保護された素材を無断で使うとNGです。
・人気アーティストの楽曲をBGMに使う
・テレビ番組の一部を切り抜いて使う
・他人の動画をそのまま転載する
これらはすべて著作権侵害に当たる可能性があります。
自分で撮影・録音した素材や、使用許可のある素材(フリー素材)を使うようにしましょう。
収益化の条件を理解しておこう
Youtubeでは一定の条件を満たすと、広告を通じて収益化が可能になります。
ただし、すぐに誰でも収益化できるわけではありません。
2025年現在の主な収益化条件(通常動画の場合)
・チャンネル登録者数:1000人以上
・過去12か月の総再生時間:4000時間以上
またはショート動画の場合、直近90日間で1000人登録&1000万回以上の再生
・2段階認証の設定、ガイドライン違反がないこと
また、他人の動画を使っただけのコンテンツや、AIが読み上げるだけの動画などは収益化不可と判断されることもあるので要注意です。
その他の注意点
・暴力的・差別的・性的な内容はガイドライン違反になる可能性
・子ども向けコンテンツには特別な制限がある(コメント制限・広告の制限など)
・BGMや画像をAIが自動検出して収益停止や動画ブロックになることも
応用編:ショート動画・ライブ配信の始め方

通常の動画投稿に慣れてきたら、次はショート動画やライブ配信にもチャレンジしてみましょう!
どちらも視聴者との距離を縮めたり、新しいファンを獲得したりするのに効果的な手段です。
ショート動画(YouTube Shorts)の始め方
最大60秒の縦型動画で、スマホユーザーを中心に人気が急上昇中です。
短時間で気軽に見てもらえるので、再生回数が伸びやすい傾向があります。
作り方・投稿方法(スマホ)
・Youtubeアプリを開いて「+」をタップ
・「ショート動画を作成」を選ぶ
・その場で撮影、またはスマホ内の動画を選択
・音楽やテキストを追加して編集
・タイトルを入力し、「アップロード」で投稿!
ポイント
・目を引く冒頭3秒が超重要!
・タイトルには「#Shorts」を入れると表示されやすい
・スマホ縦向き・60秒以内の制限に注意
ライブ配信の始め方
Youtubeのライブ配信は、リアルタイムで視聴者と交流できる形式です。
コメントを読みながら配信できるため、ファンとの距離が一気に縮まります。
ライブ配信を始める条件(2025年版)
・チャンネル登録から24時間以上が経過していること
・電話番号での本人確認(2段階認証)が済んでいること
スマホからのライブ配信方法
1.Youtubeアプリの「+」ボタンをタップ
2.「ライブ配信を開始」を選ぶ
3.タイトルや公開範囲を設定
4.サムネイルを撮影またはアップロード
5.「配信開始」をタップでスタート!
PCからの場合
Youtube Studioの右上「作成」→「ライブ配信を開始」から設定できます。
ポイント
・事前にサムネイルや配信テーマを決めておくと視聴者が集まりやすい
・コメント対応や話す内容をある程度用意しておくと安心
・配信後はアーカイブとして動画に残すことも可能
ショートやライブは、通常動画とは違う魅力や拡散力があります。
あなたのチャンネルに合った形式で、表現の幅を広げていきましょう!
まとめ
Youtubeは、スマホ1台とGoogleアカウントさえあれば、誰でも今すぐ始められる時代です。
今回ご紹介したように、チャンネルの開設から初期設定、動画の撮影・編集、そして再生回数を伸ばすための工夫まで、一つひとつステップを踏めば初心者でも安心してスタートできます。
また、著作権や収益化のルールを知っておくことも、長く楽しくYoutubeを続けるためには欠かせません。
ショート動画やライブ配信といった応用的な機能も活用することで、チャンネルの可能性はさらに広がっていきます。
まずは「1本の動画をアップすること」から始めて、少しずつ自分らしい発信スタイルを見つけていきましょう!
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