Youtubeでは動画以外に、ライブ配信でも盛り上がりを見せています。
そんなライブ配信では、配信者が大事なのはもちろんモデレーターも、ライブ配信には欠かせない存在になっています。
今回はそんなモデレーターの、仕事や設定方法、注意点などをまとめていきます。
モデレーターの仕事は?
![](http://youtube-tsushin.tokyo/wp-content/uploads/2023/07/computer-2048166_640.jpg)
モデレーターとは、Youtubeのライブ配信における、配信主の手助けを行う人を差します。
テレビでいうところの、AD(アシスタントディレクタ―)のような立ち位置です。
荒らしを行うユーザーを非表示、ブロックをしたり、チャットにおける不適切な発言を非表示にすることができます。
主に頻繁にチャットを見ることが難しいゲーム実況などに、よくモデレーターがいます。
コメント、視聴者管理
視聴者が多いチャンネルは、配信者1人だと管理するのが難しくなることがあります。
また視聴者同士で何かトラブルが起きたり、チャット欄にスパムなどの荒らしと言われる迷惑行為が現れる場合もあります。
そんな時に配信主の代わりにモデレーターがコメントを削除したり、非表示にすることができます。
また、トラブルの元となった視聴者やスパムアカウントをタイムアウト(一定時間チャットが打てない)や、ブロックすることも可能です。
チャンネルの宣伝
Youtubeの動画では、編集で自分の思うところにチャンネル登録や高評価を勧める宣伝を入れることができます。
ですが配信となると、ゲーム実況は他の作業に集中することによって、宣伝するタイミングを失ってしまいます。
しかしモデレーターにコメント欄に定期的にチャンネル登録や高評価の推奨をしてもらうことも可能です。
事前に30分、1時間間隔で宣伝するなど、配信主とモデレーターで話し合うことが大事です。
参加型配信の管理
ゲーム配信だと、参加型配信といって視聴者がゲームに参加する配信があります。
参加する視聴者の順番を整理するのが大変であったり、順番を間違えてしまうと、トラブルの原因にもなります。
そんな時にモデレーターが順番を整理して配信主に教えると、順番通りかつスムーズに順番がまわります。
モデレーターはなかなか参加型配信に参加しづらくなりますので、配信主のフォローが重要になるでしょう。
モデレーターの設定方法
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モデレーターになるには、Youtubeチャンネルを持っている必要があります。
動画のアップロード等は関係ありません。
生配信で設定する場合
生配信のチャットからモデレーターを設定する場合は、モデレーターにしたい視聴者が配信のチャットに書き込んでいる必要があります。
モデレーターにしたい視聴者のコメント、右横にある3点リーダーをクリックすると、「モデレーター追加」が出てきます。
するとすぐに反映され、視聴者の名前が青くなり、名前の横にスパナが付きます。
動画のコメントから設定する場合
動画や配信のアーカイブに打たれているコメントからも、モデレーターに設定できます。
①YoutubeStudioを開く
②コメントされている動画(コンテンツ)をクリック
③左側のコメントをクリック
④モデレーターにしたいユーザーのコメント右側の3点リーダーをクリック
⑤管理、標準モデレーターをクリック
管理と標準の違いはこちら。
管理
- チャットのON/OFF(チャット欄自体を閉じられるということ)
- 参加者モードの変更(登録者限定とかメンバー限定とか)
- 低速モードの設定(書き込み間隔の設定)
- NGワードの設定
標準
- 書き込みの削除
- ユーザーのブロック(非表示)
- ユーザーのタイムアウト
解除方法
モデレーターを辞退する申し出や何らかの理由があって、モデレーターを解除する場合は下記の設定からできます。
①YoutubeStudioを開く
②左側の下部にある設定をクリック
③コミュニティをクリック
④ユーザーの名前を選択し解除
⑤保存をクリック
配信主が設定しない以上、解除はされない仕組みになっています。
モデレーターの注意点
![](http://youtube-tsushin.tokyo/wp-content/uploads/2023/05/stop-g14f9d2e00_640.jpg)
モデレーターをお願いする、行うにあたっていくつか注意しなければなりません。
人間関係のトラブル
モデレーターを任されると「配信主に信頼されている」と嬉しくなる方が多いと思います。
ですが中には「自分だってやりたかった」「自分は信頼されていない」など、配信主やモデレーターに嫉妬を抱く人も出てくる可能性が高いです。
嫉妬を抱かれることが無いように、他の視聴者からも信頼されている人、トラブルを起こさない方にモデレーターをやってもらうのが重要です。
金銭関係のトラブル
チャンネルによっては、モデレーターに給料が発生している場合があります。
仕事内容によってはハードであったり、自分の時間を割いてまでライブ配信や動画の管理をしている方もいるので、給料が発生してもおかしくはありません。
配信主とモデレーターの間で信頼関係を築いていても、お金は別の話になるでしょう。
- 給料が支払われない
- 不当に減給された
- 額が仕事と割りに合わない
お金のトラブルは大きな問題にも発展するので、上記の問題が発生しないためにも、両者の間で契約書を結んだり、書類に記録を残しておくといいでしょう。
中には無休でボランティアのようにやられている方もいますが、そういった方とも話しておいた方がいいでしょう。
初見が入りづらい
モデレーターの数には制限がなく、何人でもモデレーターの権限を与えることができます。
ですが、モデレーターの数が多すぎると圧を感じて、初めて配信に来た初見さんがチャットに参加しづらい環境になります。
そうなると、新規登録者も増えにくくなってしまいます。
管理も大事ですが、初見さんが圧を感じないように増やしすぎないようにしましょう。
モデレータは1人、もしくは最大でも3人にしといた方が良さそうです。
まとめ
今回はYoutubeのモデレーターについて仕事や設定方法、注意点などについてまとめてみました。
モデレーターは特にライブ配信にとって、配信主の手助けとなる欠かせない存在です。
ですが信頼関係がかなり重要となるので、モデレーターを任せる、モデレーターを任せられた際は、今回まとめた内容に注意してみてください。
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