近年、日本でも注目を集めている中国発の動画共有サイト「bilibili(ビリビリ)」
一見、YouTubeとよく似た動画サービスに見えますが、実は収益の仕組みや視聴スタイル、ファン文化などに大きな違いがあります。
「どちらの方が稼ぎやすいの?」「再生回数の仕組みは同じ?」「日本人でもbilibiliを使えるの?」と気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、YouTubeとbilibiliの違いを分かりやすく比較しながら、それぞれの特徴や収益システム、視聴回数の仕組みについて詳しく解説します。
YouTubeとbilibiliとは?それぞれの特徴を比較!

世界中で利用されているYouTubeと、中国を中心に人気のbilibili(ビリビリ)。
どちらも動画共有サイトですが、運営企業や文化的な背景、ユーザー層の傾向がまったく異なります。
YouTubeの特徴:世界最大の動画プラットフォーム
YouTubeは、Googleが運営する世界最大の動画共有サービスです。
日本を含む世界中で利用されており、誰でも自由に動画を投稿・視聴できるオープンなプラットフォームが特徴。
エンタメ・教育・音楽・Vlogなどジャンルが幅広く、個人から企業まで多様なクリエイターが活躍しています。
また、広告による収益化制度が整っているため、副業や職業として活動するYouTuberも多く存在します。
アルゴリズムによるおすすめ表示や、グローバルな拡散力が強みです。
bilibiliの特徴:中国発の“ファン文化”が根づく動画サイト
bilibili(ビリビリ)は、中国・上海を拠点とする動画共有サイトで、アニメやゲーム、音楽などのオタク文化(ACG:アニメ・コミック・ゲーム)を中心に発展してきました。
特徴的なのは、動画上にコメントが流れる「弾幕(だんまく)」システム。
視聴者がリアルタイムに反応を共有できるため、一体感のある視聴体験が楽しめます。
さらに、bilibiliではファンとの交流や支援文化が非常に強く、投げ銭や会員限定特典などを通してクリエイターを応援する仕組みが発達しています。
一方で、中国の法律や規制があるため、投稿できる内容には一定の制限がある点も特徴です。
YouTubeとbilibiliの主な違いを簡単に比較
| 比較項目 | YouTube | bilibili |
|---|---|---|
| 運営会社 | Google(米国) | bilibili Inc.(中国) |
| 主なユーザー層 | 世界中(全年齢層) | 中国中心(若年層・ACG好き) |
| 主な収益手段 | 広告収益・メンバーシップ・スーパーチャットなど | 投げ銭・課金・メンバー制度など |
| コメント機能 | 通常コメント欄 | 弾幕コメント(動画上に流れる) |
| コンテンツの自由度 | 高い(グローバル基準) | 一部制限あり(中国国内法に準拠) |
YouTubeとbilibiliの収益の仕組みの違い

どちらのプラットフォームでも動画を投稿してお金を稼ぐことができますが、収益の仕組みや稼ぎ方の中心は大きく異なります。
YouTubeの収益の仕組み:広告がメイン!多彩な収益化方法
YouTubeでは、主に広告収益が中心です。
動画の再生前や途中に表示される広告から収益が発生し、YouTuberはその一部を受け取る仕組みになっています。
収益化を行うためには「YouTubeパートナープログラム(YPP)」への参加が必要で、以下の条件を満たすと広告収益を得ることが可能です。
・登録者数1,000人以上
・直近12か月の総再生時間4,000時間以上 または ショート動画の再生回数1,000万回以上
さらに、YouTubeでは以下のような複数の収益源があります。
・メンバーシップ(月額課金)
・Super Chat(スーパーチャット・投げ銭)
・Super Thanks(動画へのおひねり)
・商品販売リンクや企業案件 など
つまり、YouTubeは広告を軸にしながら、ファンコミュニティや企業連携で収益を広げていけるのが特徴です。
bilibiliの収益の仕組み:ファン支援・課金文化が中心
一方、bilibiliでは広告収益よりもファンからの支援が中心です。
視聴者が動画内でクリエイターに「投げ銭」や「ギフト」を送る文化が根付いており、その一部がクリエイターに分配される仕組みになっています。
また、bilibiliには「充電プラン」や「有料会員限定コンテンツ」など、直接的にファンがクリエイターを支援するシステムが整っています。
このため、再生回数よりも“熱量の高いファン”がどれだけいるかが重要です。
ただし、bilibiliでは企業案件や提携広告も存在しますが、YouTubeに比べると規模はやや小さく、ファンとの関係性で稼ぐスタイルが中心となっています。
収益モデルの違いのまとめ
| 比較項目 | YouTube | bilibili |
|---|---|---|
| 主な収益源 | 広告収益・メンバーシップ・スパチャ | 投げ銭・課金・ファン支援 |
| 稼ぎ方の特徴 | 広告ベースで安定的 | ファンベースで濃い収益構造 |
| 収益化条件 | 登録者・再生時間などの基準あり | 登録審査・フォロワー数で決定 |
| 向いているタイプ | 幅広く発信したい人 | コアなファンと交流したい人 |
視聴回数やアルゴリズムの違いを解説!

同じように動画を投稿しても、YouTubeとbilibiliでは再生回数の伸び方やおすすめ表示のされ方がまったく違います。
両者のアルゴリズムはそれぞれの文化や目的に合わせて設計されており、「どうすれば見られるのか」を理解しておくことが大切です。
YouTubeのアルゴリズム:視聴維持率とクリック率がカギ
YouTubeでは、再生回数を伸ばす上で最も重要なのが「視聴維持率」と「クリック率」です。
つまり、「どれだけ長く視聴されているか」「サムネイルやタイトルで興味を引けているか」をもとに、おすすめ動画やホーム画面への露出が決まります。
主にアルゴリズムが評価するのは以下のポイントです。
・視聴時間・平均視聴維持率
・サムネイルのクリック率(CTR)
・視聴者の反応(コメント・高評価・共有)
・投稿頻度やチャンネルの活動履歴
YouTubeの仕組みはグローバルで公平性を重視しており、新しいクリエイターでも“視聴者に刺さる動画”を作れば一気に再生数を伸ばすことができます。
bilibiliのアルゴリズム:ファンの熱量とコメントが重要
一方、bilibiliでは「ファンのエンゲージメント(関わり度)」が非常に重視されます。
再生数だけでなく、コメント・弾幕・投げ銭・シェア数といった「ファンの熱量」をもとにおすすめ表示が変わります。
特にbilibili特有の「弾幕コメント」は、盛り上がりを数値化する重要な指標とされています。
視聴者がリアルタイムでコメントを流すことで、動画の人気が可視化され、プラットフォーム内で拡散されやすくなるのです。
また、bilibiliはフォロワー数や過去の投稿実績もアルゴリズムに影響します。
新規投稿者が急に伸びるよりも、ファンとの継続的な関係を築くことで安定した再生数を得られる傾向があります。
視聴回数のカウント方法にも違いがある
| 項目 | YouTube | bilibili |
|---|---|---|
| 再生回数のカウント基準 | 一定時間の再生で1回カウント(スパム防止あり) | 比較的短時間でもカウントされるが、重複再生は除外 |
| アルゴリズムの主軸 | 視聴時間・エンゲージメント・CTR | コメント・投げ銭・ファン交流 |
| 拡散の仕組み | 世界規模のおすすめ表示 | コミュニティ内の推薦・ランキング制 |
このように、YouTubeは「データ重視でグローバルに拡散」、bilibiliは「ファンの熱量重視でコミュニティ内で伸びる」構造になっています。
どちらを選ぶかは、「広く見てもらいたい」か「濃いファンと関わりたい」かによって変わるでしょう。
投稿できる動画やルールの違いとは?

YouTubeとbilibiliでは、どちらも多様なジャンルの動画を投稿できますが、
国の文化・法律・プラットフォーム方針の違いによって、投稿できる内容やルールが大きく異なります。
収益化を目指す場合はもちろん、投稿前に「何がOKで何がNGなのか」を理解しておくことが大切です。
YouTubeのルール:ガイドラインに基づいた自由な投稿
一方、bilibiliは中国国内法に基づいて運営されているため、YouTubeよりも投稿内容に対する規制が厳しい傾向にあります。
特に以下のようなジャンルや表現には注意が必要です。
・政治・宗教・社会問題に関する発言
・過激な性的表現や暴力描写
・外国人・国家・民族に関する批判的内容
・著作権を侵害する映像や音楽
bilibiliでは、アップロード後にスタッフや自動システムによる審査が行われ、問題があると判断された動画は非公開・削除されることもあります。
ただし、その分「安全でクリーンな環境づくり」に力を入れており、若年層や女性ユーザーが安心して利用できるプラットフォームとして支持されています。
bilibiliのルール:中国国内法と文化に沿った制限
| 項目 | YouTube | bilibili |
|---|---|---|
| 運営基準 | 国際基準(Googleガイドライン) | 中国国内法・文化に準拠 |
| 投稿できる内容 | 幅広い(ジャンル制限ほぼなし) | 一部政治・性的・社会的話題がNG |
| 審査制度 | 事後チェック(通報・AI検出) | 投稿時に審査あり(自動+人の確認) |
| 表現の自由度 | 高め | 比較的厳しめ |
このように、YouTubeは「自由度が高く、グローバル発信に向く」一方、bilibiliは「安全で管理された空間で、ファンと深くつながる」文化を重視しています。
どちらが稼ぎやすい?クリエイター視点で比較!

YouTubeとbilibiliは、どちらも動画で収益を得られるプラットフォームですが、「どうやって稼ぐか」「どんな人が伸びるか」の仕組みがまったく異なります。
YouTubeは再生数と広告単価で収益が安定
YouTubeの収益源は、やはり広告収益の安定感にあります。
再生回数が増えるほど広告が表示され、その分収益も増えるため、「多くの視聴者に見られる動画」を作ることが収入アップの近道です。
また、YouTubeは広告単価(CPM)が高い傾向にあり、ジャンルによっては1再生あたり0.1〜0.5円前後になることも。
特に教育・ビジネス・テクノロジー系の動画は単価が高めで、再生回数が伸びれば安定した副収入を得られます。
加えて、スーパーチャットやメンバーシップ、企業案件など、複数の収益ルートを組み合わせやすいのもYouTubeの強みです。
bilibiliはファンとの関係で大きく稼げる
bilibiliでは、広告収益よりもファンからの直接支援が中心です。
動画内の「投げ銭」や「ギフト機能」、有料会員向けの特典配信など、ファンの熱量に応じて収益が変わる仕組みになっています。
つまり、「再生回数が少なくても、コアなファンが多ければ大きく稼げる」のが特徴。
ライブ配信を積極的に行うクリエイターほど、リアルタイム支援で収益を得やすくなります。
ただし、bilibiliでは広告単価が低く、フォロワーを増やすまでの初動が難しい傾向があります。
固定ファンを育てられるタイプのクリエイターに向いているプラットフォームと言えるでしょう。
稼ぎやすさを比較してみると
| 比較項目 | YouTube | bilibili |
|---|---|---|
| 主な収益源 | 広告収益・メンバーシップ・企業案件 | 投げ銭・課金・ファン支援 |
| 収益の安定性 | 高い(再生数に比例) | 変動が大きい(ファン次第) |
| 初心者の収益化難易度 | やや高め(条件あり) | 登録審査を通過すれば可能 |
| ファンとの距離感 | やや遠い(コメント中心) | 近い(弾幕・投げ銭・配信交流) |
| 向いているタイプ | 再生数を伸ばしたい人 | コアファンを大事にしたい人 |
まとめ
YouTubeとbilibiliは、どちらも動画投稿で人気を集められるプラットフォームですが、仕組みや文化、収益の得方には大きな違いがあります。
YouTubeは世界中に発信できる自由度の高さと、広告による安定した収益が魅力。
一方、bilibiliはファンとの距離が近く、熱量の高いコミュニティから直接的な支援を受けやすいのが特徴です。
どちらのサービスも、自分の個性や発信内容次第で十分にチャンスがあります。
「自分に合った舞台」を見つけて、あなたらしい動画発信を始めてみましょう!


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